高校生の生物。
今日の単元は目の仕組みのところです。

目の仕組みは、中学校でも学んでいますが、
高校ではちょっと複雑になります。
とはいえ、そこまで難しくないので覚えてください。


今日はせっかくなので、盲点の実験をしました。
覚えるだけではつまらないので。

実は、
目には見えていない部分があるんだよーという話。



紙と鉛筆があれば、誰でもできますので、
よかったら試してみてください。



042e3664.gif



画像のように、紙の左側に+の記号を書き、
10cmほど開けて右側に●を書いてください。

左目を閉じて、右目だけで+を見ます。

最初はできるだけ目に画像を近づけた状態で、
徐々に目から遠ざけていくと
突然、●が消えてしまうところがあります。
(うまくいかない場合は、紙を上下に動かしたりしてみてください)



なぜ、書いてある●が消えてしまうのでしょうか?


通常、目から入った映像は視細胞に映し出され、
それを情報に変換してから、視神経を通って脳に運びます。

脳では情報を再び映像に変換するので、
人は目で外の世界を確認できるのです。

ところが、
視神経の集まっているところに視細胞はありません。

●がちょうど、その視神経の集まっている部分に
映し出されたとき、
視細胞がないので、消えたように感じてしまうのです。

この、視細胞のない部分を盲斑(盲点)といいます。


普段、「見えないところ」は、両目で見ることで補っています。
片目だと、必ず見えない部分があるのです。


しかし、おもしろいことに、
片目で風景を見ても、欠けている部分は見当たりません。

●は消えたのに、風景は欠けないのです。
なぜでしょうか?



「欠けた情報の部分」を、脳が勝手に補っているのです。
それも、自分の経験で「たぶんこんな感じ」というように
勝手に補ってくれているのです。

人間の体って、恐ろしいぐらい良くできていますね。

今日は「目」のお話でした。


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2017.06.20 Tue l 理科 l コメント (0) トラックバック (0) l top
光合成:光エネルギーと二酸化炭素と水を利用して、有機物を生成

◎C3植物・・・植物の9割程度がこれ。
<光化学系><カルビン・ベンソン回路>によってグルコース生成

◎C4植物・・・熱帯地域の植物に多い。(例:トウモロコシ・サトウキビ
強光・高温・低CO2濃度の環境に適するために特化した光合成方式。

◎CAM植物・・・乾燥地域の植物に多い(例:サボテンの仲間、パイナップル
夜間にCO2を吸収し、リンゴ酸などの形で蓄え、
昼間にそれを分解してできる二酸化炭素を利用する方式。
(気孔を昼間に開けるによって水分不足になることを防ぐ光合成方式)
2015.10.22 Thu l 理科 l コメント (0) トラックバック (0) l top
呼吸:必要なエネルギーを作り出す(ATPを生成する)仕組み。

◎好気呼吸・・・酸素が必要。3段階に分類
<解糖系>
グルコース→ピルビン酸
ATP2分子生成

<クエン酸回路>
マトリックスで行われる
ATP2分子生成


<電子伝達系>
ミトコンドリア内膜
ATP34分子生成



◎嫌気呼吸・・・酸素不要。解糖系のみ

乳酸発酵・・・主に乳酸菌
グルコース→ピルビン酸→乳酸
解糖系は好気呼吸と同じのため、2ATP生成

アルコール発酵・・・主に酵母菌
グルコース→ピルビン酸→エタノール
解糖系は好気呼吸と同じのため、2ATP生成
2015.10.22 Thu l 理科 l コメント (0) トラックバック (0) l top
今日はオリオン座流星群が見られる日ですね。
夜、雲が少ないと良いのですが。

オリオン座と言えば、冬の代表的な星座です。
10月の今の時期なら、南東の空に見られます。
大きな長方形と、その真ん中に斜めに3つに並ぶ星を見つけてみましょう。
ちょうど砂時計のような形をしているので、
比較的見つけやすい星座です。

pics2157.jpg


日本では古くから「鼓星(つづみぼし)」と呼ばれ、親しまれてきました。
鼓とは、日本の和楽器で、手で打ち鳴らす太鼓のことです。

オリオン座には2つの1等星(明るい星)があります。
一つはベテルギウスという、長方形の左上にある赤い星。
もう一つはリゲルという、長方形の右下にある青い星です。
一般的に、赤い星は年齢が高い星で、青い星はまだ若い星です。

オリオンはギリシャ神話に出てくる猟師です。
「自分が倒せない獲物はこの世にはいない!」と鼻を高くしていたオリオンは
地中から現れたサソリに刺し殺されてしまいます。

そう、サソリ座は夏の南の空に浮かぶ星座です。
冬に現れるオリオンは、夏のサソリから逃げている、と言われています。

オリオン座の左側にはこいぬ座、左下にはおおいぬ座という二つの星座があります。
オリオンは2匹の猟犬を連れているのですね。

こいぬ座の1等星、プロキオンと、
おおいぬ座の1等星、シリウス
そしてオリオン座のベテルギウスとを
繋いでできる正三角形は、「冬の大三角」と呼ばれています。


今回の「オリオン座流星群」は、オリオン座の左上にある
ふたご座(カストル・ポルックスという2つの明るい星が目印)
の近くから見られます。
流れる速度が速く、明るい流星が多いため、裸眼でも観測がしやすいことが特徴です。

10月とは言え、夜間はとても冷え込みます。
風邪などを引かないよう、暖かくして是非流星を楽しんでくださいね。
2015.10.21 Wed l 理科 l コメント (0) トラックバック (0) l top
理科の指導をしていて「染色体・DNA・遺伝子」の3つを混同している人が見られますので、簡単に解説します。

まずは染色体とDNAについて。

染色体とDNAについては、下のイラストを見てください。

riku_keit4.png

え、毛糸だって?
そうです。毛糸です。

本当は毛糸のマフラーのイラストを探したんですけど、
いいのがなかったので毛糸の玉にしてみました。

染色体とDNAって、この毛糸玉みたいなものです。


毛糸玉って、糸を引っ張っていくと徐々にほぐれて、最終的には1本の糸になりますよね。
染色体もまさにこのような感じで、
毛糸玉=染色体、DNA=糸
と考えていただければ話が早いです。

つまり、染色体っていうのは、ひも状のDNAが毛糸玉のように1つにまとめられたものです。
上の絵に書き込みをすると、こんな感じですね。

riku_keit42.png


では、DNAと遺伝子について。

DNAの中には、親から子に伝わる形質を「こうしなさい」というのが書かれた設計書が入っています。
たとえば、エンドウなら「丸い種をつくる」とか、「しわの種をつくる」とか、
人間なら「二重まぶたにする」とか「「髪の毛を黒にする」とかですね。
この、種を丸やしわにしたり、二重まぶたにさせたり、黒髪にさせたりするような設計書・・・つまり遺伝情報のひとつひとつを「遺伝子」と呼んでいます。

DNAが全て「遺伝子」なのではなく、遺伝子はDNAの中のごく一部にしか存在しません。


2014.10.01 Wed l 理科 l コメント (0) トラックバック (0) l top