☆古今著聞集について

成立:鎌倉時代(1254年)
編集:橘成季
ジャンル:説話集(事実に基づいて説話を集め、昔の思想を今に伝えるもの)
三大説話集:今昔物語集・宇治拾遺物語・古今著聞集

☆登場人物
・小式部内侍:和泉式部の娘。平安中期の歌人。
・定頼中納言:平安中期の歌人。歌人として名高い親を持つ。

☆あらすじ
歌人として有名な和泉式部が夫とともに都を離れていたとき。都で歌合(左右2つの組にわかれて、和歌を競う遊び)が行われた。
小式部内侍も歌合のメンバーに選ばれたが、定頼中納言はふざけて、
「お母さんのところへ、歌の代作をもらいに使いにやった者は戻ってきた?」と小式部内侍の部屋の前で声をかけた。
小式部内侍は、定頼中納言の衣の袖をつかみ、即座に優れた和歌を詠んで実力を示した。
定頼中納言はそれに仰天して逃げていった。
このことから、小式部内侍は歌人としての名声が確立した。

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2014.04.24 Thu l 高校古典 l コメント (0) トラックバック (0) l top
英語や古文は、苦手な子どもがとても多いです。
高校に入ると、古文や英語で赤点を取る人も多いです。
得点が一ケタ、なんてことも少なくありません。

古文や英語に限らず、現代文にも言えることなのですが、
このような「語学科目」については、「音読」がとても重要な鍵を握っています。

「音読」という学習は、昔から行われています。
小学校の国語では、教科書の音読が宿題にされていましたよね。
多くの子どもが「恥ずかしい」「もう読めるし」「面倒くさい」などの理由で
いつの間にかやらなくなってしまうわけですが(笑)

語学科目については、この音読が、中学生・高校生の学習において
非常に役に立つのです。


さて、ここでは
「音読」という学習が効果的である理由を3点ご紹介します。


①古文や英語のリズムに慣れることができる

リズムに慣れると、「勘」が働きやすくなります。
「こういう言い方はよくしているな」とか、
「こういう言い方はしないな」とか、

判断がつくようになると、
文章を読み、問題を解くスピードが圧倒的に速くなりますよ。

また、英語・現代文においては
作文にもそのまま応用できるようになります。

英作文などは、昔から「英借文」などと言われるように
教科書の英文の単語を組み替えることで、文章を作ることができます。

例えば、
I play temmis.(私はテニスをする)という文章の
「テニス」を「英語」、「する」を勉強するに変更するだけで
I study English.
と文章を作ることができます。

古文を用いて作文をすることはありませんが、英語においては
音読をして、文章そのものを覚えてしまう、というのは
英語の力を付けるための第一歩なのです。



②文節の句切れを把握できているか確認する手立てになる

古文の場合、ひらがなが多く、
いったいどこで単語が区切れるのかがよくわかりませんよね。

きちんと単語が区切れていないと、音読することは難しいです。
つまり、音読できていないところは単語の句切れがわかっていない、
したがって意味を理解できていない、ということになります。
(ただし音読できているからといって、意味を理解できているとは限りません)

英語においても、1文が長い文章をどこで句切ればよいのかがわかれば
英文の構造をきちんと理解できている、ということになります。
これは、入試の長文を読む上でも役に立ちます。



③古文では、現代語との共通点から、類推して意味を理解しやすくなる

大学入試に必要な古文単語は約500語といわれています。
英単語の場合は、高校入試で1000語、大学入試で6000語程度
必要だと言われます。

なぜ古文は必要な単語数が少ないのでしょうか。

これは、古文に出てくる単語数が少ないからではありません。
現代語と共通する単語が多いので、
古文単語として覚えなくてはならない単語数が少ないのです。

「でも、読んでいても現代語と同じ単語が多いように思えない」
と感じる人もいるでしょう。
それは、仮名遣いの変化によって、見た目が同じ単語である、
ということがわかりにくい場合が多いためです。

例えば、「いふ」という文字を見ただけで、
「言う」だと理解するためには、訓練が必要です。

でも、音にしてみれば、現代語と同じだと案外簡単に気付けます。
現代語と同じだと気付けば、意味も類推できるものがぐっと増えます。
2014.04.24 Thu l 高校古典 l コメント (0) トラックバック (0) l top
*十訓抄について
 編:未詳(六波羅二臈左衛門?)
 成立:鎌倉時代
 ジャンル:説話集

*登場人物
・成範卿:平安末期の歌人。
     平治の乱(1159)で父親が倒されたのに連座して、同年12月、下野国へ遠流される。
     永暦元年(1160)2月、赦免され、京へ戻ってくる。
・女房:成範卿に歌を詠んで差し出す。宮中に仕えている。
・小松大臣:平重盛。平清盛の子。保元の乱・平治の乱ともに父:清盛と出陣。

*あらすじ
父の失脚にともない、遠国へ流されていた成範卿は、赦免され、宮中へ参内した。
罪に問われる前の昔は、宮中でも地位が高い公卿で、女房の詰め所への出入りさえも許されていた。しかし今は許されない低い身分での参内である。
女房が、成範卿に歌を詠んで差し出した。
「(昔が)恋しいですか?」
成範卿が返歌しようとした時、小松大臣が来た。すばやくそこを離れようとして、灯籠の木の炭で、
「(昔が)恋しいですよ」
と一文字だけ書きかえて返歌し、そこを去った。文字一つだけで返歌したのは、見事であった。

*コメント
2014.04.10 Thu l 高校古典 l コメント (0) トラックバック (0) l top