ヤフーニュースより

全国学習塾教会webサイトより

塾講師の検定を「国家検定」にする準備が進んでいるようです。
これまでは全国学習塾協会が独自で行ってきた取り組みのようですが、
早ければ2017年から国家検定として確立するそうです。

塾講師は特に学生さんのアルバイトが多いですから、
このような取り組みをすることで質の向上を図るというのは面白いですね。

求人の条件にも
・塾講師検定3級以上
なんて書かれる時代が来るのかもしれません。

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ただ・・・私塾は「学校」ではありません。
学校の授業についていけない子どもたちに対して、
学校の授業だけではものたりない(もっと上を目指したい)子どもたちに対して、
ニーズに応じた指導をするのが塾です。

子どもの興味関心を引き出す授業は大切だと思いますが・・・
そういう塾があることも、もちろん否定はしませんが、
学校とは異なる営利企業ですから、それだけでは成り立たないこともまた事実です。

また、この「塾講師検定」で認められるスキルは、あくまでも「集団授業」に関してです。
最近の私塾は集団授業形式のところが減り、少人数集団あるいは個別のところが増えています。
当塾のような「寺子屋形式」のところもあります。
そのような多様な塾の形態には、この検定は対応できていません。

さらに、私は大人向けの学習指導事業も行っていますが、
子どもと大人では、指導方法を変えています。
子どもには、なるべく「楽しい」「勉強って面白い」と思える指導を。
大人には、「受験を突破できる学力をできるだけ短期間で身につけてもらう」指導を。

大人の指導を行っている塾はごく僅かですから、
そこまで対応できないというのは・・・致し方ないところではありますが・・・

この塾講師検定、3級は筆記のみ。
2級から黒板を使用した模擬授業を録画し、ベテラン講師が審査する形式です。
「ベテラン講師に気に入られる模擬授業さえできればよい」と考える人も出てきて、
結局試験そのものが形骸化してしまう恐れも出てきます。

本格実施は再来年からのようですので、
そのあたりをどうするのかも是非検討いただきたいところですね。


個人の小さい塾を運営している人にとっては、
正直なところ、必要のない資格だと思います。
ただ、保護者さまがお子さまの通塾を検討なさっているときには、
塾を選ぶ要件のひとつになるかもしれませんね。

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2015.08.27 Thu l 塾あれこれ l コメント (0) トラックバック (0) l top