FC2ブログ
中学生に将来やりたいことを聞くと、必ずと言っていいほど挙がるのが「音楽に関わる仕事」。
そこそこ上手い吹奏楽部の生徒さんなんかは、結構挙げたりします。

反対はしませんが、演奏家として将来ご飯を食べていくのは、なかなか大変です。
大人はそれを知っているので、夢見る中学生を全力で止めようとしますが・・・
中学生くらいの年代だと、まだまだ思慮も将来の見通しも甘いため(これが悪いこととは言いません。経験が浅いからこそこうなるのですから)いろいろ言っては親御さんを困らせたりします。

あ、私もそういう経験あります。笑


さて、演奏者として生計を立てていける人は、一体どのくらいいるのでしょうか。
例えばオーケストラ団員の求人。滅多にありません。
それは長く続けることが可能であり、また一度なったらそうそうやめる人もいないからです。
たまにあったとして、求人票を見てもだいたい募集は一人くらい。
そしてそれが自分のやっている楽器なら良いですが、違うこともあります。
ピアノなどは、主に一人で演奏する楽器です。どこかに所属しようにも所属する場所がそもそもありません。
クラシックの演奏家には就職できる会社のようなものがまずないのです。



次に学校の先生、あるいは音楽教室の先生。
学校の教師や、音楽教室の先生になれる人も、それほど多くはありません。
学校の教師はそもそも求人自体が少ないです。
音楽教室は、地域によっては供給過多な面があります。
音大生が先生になりたくてなるよりも
「音楽で一定の収入が得られ、比較的実現しやすい職業が先生だから」
という理由で先生の道を選ぶ人が多いことが理由です。


楽器屋の店員。
正社員として働くためには、新卒で4年制大卒以上又は専門学校卒以上が原則です。高卒の就職案件もあるかもしれませんが、一般的に考えると、給料は4大卒>高卒、となります。
スーパーやコンビニなどとは異なり、店舗数もそう多くはないため、求人があっても倍率が高いことが懸念されます。


楽器の製作、あるいはリペアマン(修理)
楽器を演奏する人にとっては欠かせない存在の人です。表舞台には出てきませんが、
舞台の裏方で活躍する、大事な職業です。
ただ、いわゆる「職人さん」になるため(大手楽器メーカーでの製作は別にして)、
多くは給料がとても安いです。
ネットで検索をかけると月の給料が10万円だとか13万円だとかと出てきます。
製作や修理に関する技術については、専門学校や短大(楽器修理を学ぶ短大があります)で身につけたり、
製作所などに弟子入りしたりするようです。


音楽療法士。
病院や介護等の施設で、障がい者や高齢者などに癒しやリハビリテーションを与える仕事です。
国家資格ではありませんが、専門学校等に通い、民間資格を取得することで音楽療法士として働くことができます。
ただ、パートやアルバイトのような雇用形態が多いため、正社員として継続的に安定した収入を得ようとすると、難しいかもしれません。



いずれにせよ、多くの人が「趣味」で終わらせてしまう音楽で生計を立てていくためには
類稀な才能を持っているか、あるいは強い意思が必要かもしれません。
スポンサーサイト
2013.10.07 Mon l 進路について考える l コメント (0) トラックバック (0) l top

コメント

コメントの投稿












トラックバック

トラックバック URL
http://kuroneko100ten.blog.fc2.com/tb.php/163-891fef72
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)