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イギリスに、イノック・アーデンという名の強い少年が住んでいた。彼はこれから述べる話の英雄で、それは愛と友情と自己犠牲に満ち満ちている。彼は小さな港町に、100年以上前に生を受けた。

彼の生まれ故郷は割れ目の1つにあり、それは海岸沿いに広がる急な崖の長く連なるところにできていた。屋根の赤い家々は、狭い波止場に囲まれていた。その波止場から古い教会と高い塔のある製粉所が見えた。製粉所の後ろにはグレーの砂丘が空高く広がっていた。砂丘には、緑のはしばみの木が、カップのようなくぼ地にあり、秋になると人々がそこに木の実を集めにやってきた。

イノックの父はとても勇敢な航海士だったため、しばしばたくさんの外国へ船で旅した。彼は無礼者だったが、息子を心の底から愛していた。だからイノックは毎日幸せな生活を送っていた。

しかしながら、残念なことに、イノックの幸せはあまり長くは続かなかった。というのは、ある冬の日、父の船が嵐に遭い、荒れた海に沈んだからだ。船員はだれも出帆した港に戻らなかった。

こうして、イノックは愛する父親を失い、かわいそうな孤児となった。

彼は何をしたらよいのか、すっかり当惑した。もし彼に援助の申し出がなかったなら、彼は餓死したかもしれない。しかし幸いなことに、親戚のひとりがとても親切で、彼を世話してくれた。

さて、イノックには2人の親友がいた。ひとりはアニー・リーで、町じゅうで一番可愛い少女だった。もうひとりはフィリップ・レイという少年で、製粉所の一人息子だった。

晴れた暖かい日には、3人の子どもは砂浜で楽しく遊んだものだった。
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2014.05.05 Mon l 英語 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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