前回の記事のように、
ご褒美と目標を設定すれば、子どものやる気は出ます。

ただ、
これでもやる気が出ないことがあります。


その理由は、

・ご褒美と目標の設定方法を間違えている
・親子関係が良好ではない

の2つがあります。


<ご褒美と目標の設定方法を間違えている>
●ご褒美

当たり前ですが、ご褒美は、
子どもは欲しがるもの、でなければ意味がありません。

例えば、
塾の高校生が通っている学校では、
学年30位以内だと、校内に成績上位者として
学校の廊下に名前が掲示されるようです。

その子の家庭の場合、
その掲示物の写真を取って、保護者に見せれば、

・1科目につき1000円のお小遣い

というルールでやっています。

高校生の女の子は、
化粧品や服にお金をかけたり、
友達とカフェで長話を楽しんだりする傾向がありますので、

その子は
「30位以内に入れば1科目につき1000円」
というルールを気に入って勉強しているようです。
(10科目で1万円・・・グフフ、と塾でニヤニヤしていたりします)

ところが、例えば、
ご褒美が「1科目につき100円」だったとしたら
きっとこの子は、あまりやる気になってくれないでしょう。

10科目頑張っても1000円にしかならないなら、
遊びに行くときに、お母さんにお金を請求して
その都度もらうほうが効率がいい、と考えるからです。


●目標設定
目標は、子どもにとって、
高すぎず、低すぎずのところを設定します。

例えば、学年の順位が200位の子に、
いきなり「30位以内に入りなさい」
と言っても、難しいです。
高すぎる目標は、やる気をなくしてしまいます。

逆に、「195位に入りなさい」
と言うと、子どもはあっという間に目標を達成し、
保護者様の出費が大きくなってしまいます。笑

ですので、例えば
「150位」とか、「120位」とか、
子どもが努力すれば手が届きそう、
と思えるくらいの目標を、うまく設定してあげてください。



<親子関係が良好ではない>

なぜ親子関係が良好でないと、
ご褒美と目標の設定をしても、
子どものやる気が出ないのでしょうか。


簡単に言うと、
「親に操られている」と感じるからです。



例えば、
あなたが仕事をしているときに、大好きな上司から、

「今月の営業でトップになったら、うちの部署は年間成績が1位になる。
だから力を貸してくれないか?ボーナスもたくさん出すよ」

と言われたらあなたはどう思いますか?

おだてられているのはわかっていても、
ボーナスももらえるし、上司も喜ぶから頑張ろう!
って思いますよね?


でも、
大嫌いな上司から同じことを言われたら、
どう思いますか?


私なら、
「どうせ自分が出世したいから、ボーナスで私を釣って、
上手いこと私を動かそうとしているんでしょ」

と思います。


同じ言葉でも、
話す人との関係によっては、感じ方が全く変わるのです。


ですので、
子どもに勉強を頑張らせたいと思っていて、
目標とご褒美を設定したのに、

お子さんが全くやる気になっていない・・・という場合、

・目標設定は適切か?
・ご褒美は適切か?

を考えます。

それでもうまくいかない場合は、

今よりも
さらに良好な親子関係をつくるよう努力をしてみてください。

子どものやる気が変わってくると思いますよ。

2017.04.14 Fri l 塾あれこれ l コメント (0) トラックバック (0) l top
突然ですが、あなたは勉強が好きですか?


例えば、
日本国憲法を1週間以内に丸暗記してください!
と言われたら覚えられますか?


絶対に嫌ですよね!笑
少なくとも、私には無理です。笑


なぜなら、勉強するよりも、

・友達と遊びに行ったり
・好きな映画を自宅でのんびりと見たり、
・美味しいご飯を家族で食べに行ったり

する方が楽しいからです。


子どもも同じで、
勉強が好きな子どもは、ほとんどいません。


勉強そのものが好きな子は、
100人の子どもがいたとしたら、
おそらく5人もいないと思います。
私の経験則ですが。


だからそもそも、
親や先生が働きかけをしなかったら、
子どもは勉強をしません。




では、嫌いな勉強のやる気を
引き出すにはどうしたら良いのでしょうか?


日本国憲法の例を出すと、
もし憲法を全て覚えたら、10億円をプレゼントします
と言われたらどうしますか?

おそらく何ももらえないときよりは、
「頑張ろうかな」と思う人が出てくると思います。

私なら、10億貰えるなら頑張って覚えます。笑



もう一つ例を出します。
いま、このブログをお読みの保護者様は、
なにか、お仕事をなさっていますか?

もし、お仕事をなさっているとしたら、
なぜそれを行っているのでしょうか?


もちろん、

・自分がやりたい仕事だから
・楽しいと思える仕事だから
・感謝されることでやりがいを感じるから

という理由もあると思います。


ただ、大前提として、
「給料がもらえるから」
という理由があるからだと思います。


どんなにやりがいがある仕事でも、
給料をもらえなければ、なかなか継続できませんよね?


もちろん、
ボランティアなどは給料がもらえなくてもできますが、

それは好きなことだからであり、
嫌いな勉強を同じ条件でやるのは、
至難の業だと思います。


つまり、人間は、
ご褒美があるからこそ、辛いことを頑張れるんです。

実は勉強も同じです。



ほとんどの子は、
何かメリットがないと勉強ができません。


中学3年生になれば、
勉強を頑張れば自分の行きたい高校に進学できる
というメリットが出てくるので、
勉強ができるようになる場合もありますが、


それまでの間は、
親や先生が頑張るメリットを与えないと頑張れないのです。


ちなみに当塾では、
・小テストで1位になったらアイスクリームをプレゼント
というようなご褒美を与えることもあります。


些細なご褒美ですが、
子どもって、これだけでかなりやる気が出たりします。

餌で釣るなんて・・・
と、思われるかもしれませんが、

子どものやる気を引き出したいなら、
まずは目標とご褒美の設定をしてあげてください。


ちなみに、この「ご褒美制度」のことを、
心理学用語で「外発的動機づけ」といいます。

行動する要因が、
報奨や評価などの人為的な刺激であるものを
こう呼びます。

この「外発的動機づけ」を繰り返すことで、
いつのまにか勉強することにやりがいや達成感を感じて、
自らすすんで勉強するようになることもあります。

「達成感」「やりがい」など、自分の心の中に
行動の要因があるものを、
「内発的動機づけ」といいます。

外発的動機づけから、徐々に内発的動機づけに
変わるようにしていくと、

そのうち、
ご褒美がなくても自分で頑張れるようになります。


ただし、
勉強が好きな子ども=達成感や楽しいから、という理由のある、
「内発的動機づけ」ができている子どもに、

もっと勉強をさせようとして
ご褒美制度などを導入してしまうと、

無意識のうちに、
勉強するという行為に対して求める価値が
「楽しいから」から「お金のため」などに変わってしまうので
注意が必要です。

2017.04.12 Wed l 塾あれこれ l コメント (0) トラックバック (0) l top
<思春期>

小学校高学年から中学生にかけて、
子どもの印象が大きく変わる時期があります。

具体的には、
「服装や髪形が急に変わった」
「今まで可愛かったのに急に大人びてきた」

などです。

このような印象が出てきたら、
子どもは思春期に入っています。


そもそも、思春期はどのような時期なのでしょうか?


誕生から小学校4年生くらいまで、
子どもは「子ども」として、毎日を生きています。


子どもというのは、

・やりたいことを思いっきりやる
・周りの事なんて気にしない
・自分が楽しければそれで良い

などという気持ちが全ての生き物です。


常に自分しか見えていないので、
自分が思う通りの生活を送ろうとします。
「自己中心の生活」です。


ところが、小学校高学年くらいになると、
徐々に周りを見るようになります。

・自分がしたい行動ではなく、周りから良いと思われる行動を取ろうとする
・周りから良いと思われる格好をしようとする

という気持ちが出てくるのです。

ですから、
女の子だと、急におしゃれに目覚めたりするのですね。

これが、思春期という時期です。



<反抗期>

子どもは、
思春期の最中に「第二反抗期」という時期を迎えます。

「第二」があるなら、「第一」もあります。

「第一反抗期」は、一般的に2歳頃に始まる、
いわゆる「イヤイヤ期」です。

そして、
「第二反抗期」は、思春期に始まるものです。


第一反抗期では、

・大人がやっていることを自分でやってみたい
・お父さんやお母さんのようになりたい

という、自我の芽生えから

・なんでも自分でやりたがったり、
・うまくできずに癇癪を起こしたり、
・嫌だと意志を伝えたり、

という行動に出ます。


では、思春期に表れる
第二反抗期とは、どのような時期なのでしょうか。



小学校4年生くらいまでの子どもは、
親の言う通りの生活を過ごしてきました。

・親が塾に入れと言ったら入る
・この服を着なさいと言ったら着る
・早く起きなさいと言ったら起きる


なぜこういった行動をしていたのかというと、
まだ自分の頭で考えて行動できないため、
親の意見に従うのが正解だと考えていたからです。


小学校高学年以降になると、
少しずつ「自分で考えて行動」するように変わります。


その結果、

・親がしてほしい行動
・子どもがしたい行動

が、ずれる状況が起こってきます。



このとき、
子どもが、自分のしたい行動を優先すると、

親は、「最近、反抗的になった」と感じるわけです。

これが反抗期が起こるメカニズムです。



これまでのことをまとめると、

思春期・・・周りを見られるようになる時期
反抗期・・・自立を始める時期

なのです。



思春期や反抗期が来たら、
その子は大人になる準備ができた、ということです。

本来は、とても喜ばしいことなので、
できるだけプラスにとらえてあげてくださいね。

2017.04.11 Tue l 塾あれこれ l コメント (0) トラックバック (0) l top
ついに新学年が始まりましたね。

入学・進級おめでとうございます!


学年が1つ上がり、
これまで以上に、勉強の「質」「量」のどちらも
あがってきます。

それについていく
準備はできていますか?


中学3年生、高校3年生は、
これから1年間、「受験生」として生活します。

高校3年生の場合は、
中学入試や高校入試で
一度体験されていると思うので、
大丈夫かもしれませんが・・・


「受験勉強って何をしたらいいの?」

という悩みを抱えている方も
いらっしゃるかもしれません。


受験勉強は、特別な勉強ではありません。

基本的には、
受験勉強=これまでの復習、
です。

高校入試なら、受験に出るのは、
中学校3年間で学んだ範囲、

大学入試でも、受験で必要なのは
高校3年間で学んだ範囲、

なのですから。


だから、この時期に、
「受験生だから」と、
特別な勉強をする必要はありません。

自分の苦手なところに向き合って、
1つずつ、ゆっくりでもかまわないので、
丁寧に復習していくことこそが受験勉強です。


夏休みが終わる頃までは、
この「丁寧な復習」によって、
受験に勝ち抜くための、
種まきをする時期です。

来年の3月、
今の学校を、笑って卒業できるようにするために、
必要なことです。


2017.04.10 Mon l 塾あれこれ l コメント (0) トラックバック (0) l top
准看護学校受験者の個別指導(短期)を募集します。


佐原医師会、土浦医師会など2~3月に受験をなさる方に対し、超短期間の指導をいたします。
国、数、一般常識、作文、面接対策など、志望校に合わせて対策します。

<募集にあたっての条件>
・今年、何が何でも合格したい方
・週2回程度の通塾が可能な方
・毎回課題を出すので、次回指導日までに必ずすべてやり終えてくれる方(学力によってはかなり大量の課題を出すことになります)

<指導料>
2,500円/時間



中学生・高校生・社会人の定期通塾の募集を開始します。

◎中学生
科目:国・数・英・理・社(基礎~受験対応)

◎高校生
科目:数1A2B(基礎~センタ^レベル対応)、生物(基礎~センターレベル対応)、英語(教科書の予習・復習)など

◎高校生~社会人
1.准看護学校進学を目指す方(看護学校進学も応相談)
科目:国、数、英、一般常識、作文など
2016年度は栃木県や東京都から通ってくださった方もいらっしゃいます。
2.SPI非言語対策・一般常識対策
科目:SPI非言語、一般常識など
3.小学校教員資格認定試験「算数」一次試験・二次試験対策、「音楽」一次試験対策
科目:小学校教員資格認定試験「算数」「音楽」の主に一般教養分野
2017.02.28 Tue l 塾あれこれ l コメント (0) トラックバック (0) l top